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電子チャートシステム
ECDIS (エグジス、イグジス)
ECDIS(Electronic Chart Display and Information System)の略です。 航海用電子海図(IHO ENC)以外にもC-MAP CM93やARCSなどのラスターチャートも表示することが可能なものが多くあります。 近い将来一定の基準以上の船舶に搭載が義務付けられることになっています。 ECDISは、IMOのレギュレーションをクリアした製品を指します。 同じソフトウェアシステムでもIMOのレギュレーションをクリアしていなハードウェアで動作してればECDISではなく、ECS(Electronic Chart System)と呼ばれています。
記事後半
ECDISは、汎用のPCをベースにした環境で動作しているものも少なくありません。 とはいっても、モロ Windowsとかでは無く、Embedded系のWindowsでしかもWindowシェルを使用しないでGUIをOSに依存していないものが多いようです。普段さわっている画面にそれっぽい画面が出てくることは少ないです。 写真は、東京計器の製品です。 こちらは、Windows系ではないらしいのですが、以前のものは、画面も遅くイマイチの感もありましたが、ストレスなく動作しています。 最新の機種はディスプレイも液晶になって小型化されていました。(2008 SEA JAPANにて) 価格は、安いものでも300万円~ AISの重畳やARPAの重畳、レーダー映像の重畳、オートパイロットとの連動などオプションが用意されています。 ECDISで使用される航海用電子海図は、紙海図として認められますが、適当なバックアップ装置を設けることが定められています。 適当なバックアップ装置の具体的な仕様は定められていませんが、現状ではECDISを2台搭載すればOKとのことです。
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