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チャートアップデート

チャートアップデート 

海図情報に含まれる灯台、浮標(ブイ)、深度、構造物などは、様々な理由で変更になる可能性があります。 新しく港ができれば、防波堤や港湾施設が追加されます。 灯台や灯浮標の灯質(色や点灯の仕方)や位置が変更になることもあります。 それらの海図の変更情報は、従来毎月1回海上保安庁から刊行される電子水路通報から手作業で紙海図を修正していました。大きく変更になった場所は、貼り絵のように海図の上に改正になった部分を印刷したものを貼り付けたりもします。 紙海図には、印刷したときの年月日が刷りこんであり、(財)日本水路協会では、世に出すまでの間に改正になった箇所を全て手作業で改正して海図情報の維持をしています。 改正された紙海図は、刊行年月日の後ろに改正年月日がスタンプで追加されています。  商船以外のユーザーが毎月手作業でアップデート(改補)を行うのは不可能に近いのです。

航海用電子海図の例

海図情報変更の例     海図情報変更の例 
ブイ敷設前    ブイ敷設後

航海用電子海図(IHO ENC)の場合


ENCは、海図の変更情報を電子化した電子水路通報によって海図の情報を改正することができます。 現在、(財)日本水路協会が行っている方法は、WebサイトでENC契約時に付与されたIDとパスワードを使用してログインすることで、ユーザー自身が電子水路通報をダウンロードする方法と毎月有償でCD-ROMを受け取る方法です。 

外部リンク:(財)日本水路協会 電子水路通報ダウンロード ログインページ (要ユーザーID)

電子水路通報電子水路通報のCD-ROM

 

C-MAP CM93の場合


C-MAP CM93の場合には、契約時に買取(アップデートなし)か期間ライセンス(アップデートあり)を選択することになります。アップデートは、3カ月ごとにCD-ROMなどの媒体で行う方法と、ネットワークに接続された環境であればネットワーク経由でアップデートすることも可能です。 期間ライセンスの場合、ライセンス期間を過ぎるとまったく表示ができなくなってしまいます。 ライセンス解除は、ゾーンごとの解除コード(文字列)によって供給されているので、FAXなどで番号だけ伝えることができれば、解除できます。 C-MAP社の他電子チャート製品は、基本的に買取のみのサービスになっているようです。

 

各社民間電子参考図


GPSプロッターなどで使用されている各メーカーの海岸線データは、基本的に買取制が多く購入したときの情報で更新されることはありません。 記録媒体の違いなどで、モデルが違ったりすると互換性が無いことがあります。

 

 

PEC(PC用電子参考図)


 旧バージョンと引換で差額アップデートを行っています。¥6,300- ただ、元々深度や灯質といった海図情報が含まれていないため、アップデートしても大して内容は変わらないと思われます。

 

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