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船上通信システム

アンテナ工事 

高所作業は、大変危険ですので墜落事故防止に十分気をつけて作業してください。

風景

記事後半
図マスト内に同軸ケーブルを通しますが、ケーブルをそのままマスト内にぶら下げただけでは、ケーブルに自重がかかり断線の原因となります。 これを防止する為には、ホームセンターなどで入手できるステンレスワーヤー1.5mmをマストの長さの1.8倍ほど準備します。 同軸ケーブルをねじれない様に地上で延ばしておきます。 そして、同軸ケーブルにワイヤーを緩く巻きつけていきます。 30cm間隔くらいにビニールテープで結束します。 テープの端は、手で引きちぎってはダメです。 巻き終わりを伸ばさないようにカッターナイフなどで切ります。

マスト内にケーブルを通したら、ワイヤーの端をマストトップにネジ留めしましょう。ワイヤーのエンドは、ホームセンターで入手できる圧着スリーブを使って輪を作っておきます。マストトップから出したケーブルに下向きの力がかかっていない事を確認して配線はOKです。 取り出し口は、マリン用品店などで入手できるケーブルインレット金具を使うと良いでしょう。 同軸ケーブルの先端は、コネクター処理を行います。 VHFの場合には、M型コネクターと呼ばれるものが使われます。このコネクターは、比較的簡単に取り付けできますので、トライしてみてください。

作業の様子 

まずは、カッターナイフで、ケーブルの端から40mmくらいのところの外周にクルリと切り目を入れます。
そして、縦にも切り目を入れます。 

刃を入れすぎないようにします。

 作業の様子

被覆を剥がします。

 作業の様子

コネクターのリングを外して、ケーブルに通します。 忘れると後で通せません! お忘れなく!!

 作業の様子

編素(編んである導体)を被覆から7mmくらいのところで折り返します。 折り返して余った導体は、被覆の端できれいに切りそろえます。 よく切れるニッパーで切る事!!

 作業の様子

ここまでの加工で、こんな感じになります。 編素を指できれいに押し付けて形を整えます。

 作業の様子

編素の所へ、予備半田をします。周囲に薄く半田を流しておきます。加熱しすぎると中心絶縁体の発泡樹脂が溶けてしまいます。
コツは、サッと終わらせることです。

 作業の様子

コネクターにケーブルを差込みます。
側面に穴があり、編素が見えるハズです。 その穴から、半田を流し込むよ様な感じで半田付けします。ここが、最も加工不良になりやすいところです。 加熱し過ぎないように時間をあけて、冷ましながら行います

 作業の様子

こんな感じでしょうか。
最後に、コネクタの先端を少し下向きにして芯線を半田付けします。少しハンダを多目に使ってコネクターの先端が丸くなるようにします。 余った芯線を切って

 作業の様子

できあがり。

   

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